拝啓16の世界が灰色だった僕へ

ただただ綴るブログです

拝啓16の自分が大嫌いだった僕へ

やあ、かまくらだ。

 

最近めっきり寒くなってきて、

二ヶ月前から継続して来たランニングに挫折しそうだよ。

 

あ〜やだやだ。将来は赤道付近に住みたいね。

 

 

さて、今回の手紙のテーマは、

『自分を嫌いじゃなくなる方法』だ。

 

 

僕はね。

 

 

16〜20歳まで。

自分のことが嫌いだったんだ。

 

 

 

どれくらい嫌いかって言うと、そうだな。

 

自分の声が嫌いであまり喋りたくなく、

自分の顔が嫌いで写真に写りたくなく、

自分の過去が嫌いで写真を燃やし、

自分の笑った顔が嫌いで笑わなくなり、

自分の内面が嫌いで誰にも本心を話せず、

自分が嫌いだったから遊んでくれる友達に対して『申し訳ない』と思っていた。

 

 

まあ、そんくらい自分のことが嫌いだった。

何でそうなったのは一言では言えないな。

色々な理由や事情が複雑に絡み合ってるんだよ。

 

別に大事件が起こったわけじゃない。

些細なことも積み重なれば面倒なことになるのさ。

 

 

 

そんな僕も今ではそこまで自分のことが嫌いじゃない。

大好きってほどではないけどね。

 

とにかく、『大嫌い』ではなくなったんだ。

 

 

多分、16の頃は僕の自己嫌悪が酷くなり始めた時期だと思う。

そこから加速度的に自己嫌悪感が増していき、

 

そこから抜け出したくて、

19の頃に自己啓発にハマったんだっけな。

 

 

 

自己啓発って知ってるかい?

聞いたことくらいはあるかな。

 

簡単に言うと、

『人生こうすれば良くなる方法』

が書いてある、スゴイ(ように見える)本なんだ。

 

 

そういうのに僕は一時期ハマってさ。

それはそれは読み漁ったもんだよ。

 

金持ちになる方法も、幸せになる方法も、エリートになる方法も読んだ。

 

 

 

でも、どれもあまり意味はなかった気がする。

 

 

いやね。多分本の内容はしっかりしてたんだ。

ちゃんと活かせれば人生が良くなるんだと思う。

 

でも、僕の現状を解決してくれる本はどこにもなかった。

 

 

 

ビジネス書もたくさん読んだ。

大富豪の教えとか、7つの習慣とか、その辺の本も読んだ。

 

でも、ビジネス書って基本的にビジネスやってる人が読む本なんだよね。

もしくは仕事してる人。仕事に悩んでる人。

 

 

僕は当時大学生で、別にビジネスもやってなかった。

やってるとしたらバイトくらい。

 

 

 

そんな僕に当てはまる答えは本の中にはなかったよ。

 

 

 

じゃあ、どうやって僕が自分のことを嫌いじゃなくなったのかって?

 

簡単さ。死ぬほどシンプルだ。

 

 

僕はね。

 

 

勉強したんだ。

 

 

おいおいそんな顔をしないでくれよ。

勉強って言っても、『学校の勉強』ではないからね。

 

ただ本を読むことでもない。

 

 

 

本当に自分の糧となり、生きることを助けてくれる勉強さ。

 

 

 

こんな風に言うと大げさかな。

 

 

 

具体的に言うと、

・『身体のこと』

・『お金の稼ぎ方』

・『サイトの作り方』

の3つを勉強した。

 

 

今も勉強中だ。

最近では言語にも手を出そうかなと思っている。

 

 

 

僕はね。これらの勉強をしていくうちに

自分に自信が付いて行くようになったんだ。

 

だってさ。

 

身体のことを知っていれば、不健康な人にアドバイスできるし

お金の稼ぎ方を知っていれば、将来への不安も減るし、

サイトの作り方を知っていれば、、、、まあこれは今はいいか。

 

 

 

学校の勉強をどんなにしたって自信なんか付かなかった。

むしろ学校の勉強しかできない自分に対する自己嫌悪が強まるだけだった。

 

 

 

でも、本当に見になる勉強を始めてから。

僕は自分に自信が付く様になってきた。

 

 

なんて言うかな。

 

こんなこと言ったら一部の人が怒り出しそうだけど。

 

 

勉強したことによって、自分に存在価値ができた感覚になったんだ。

 

 

 

だってさ。

 

 

身体のことを知りたい人は一杯いるよ。

 

最近はブロガーさんも増えてきたから、

サイトの作り方を知りたい人も一杯いる。

 

 

あ、もしかしたらサイトとかブロガーが分からないか。

まあ、それは調べれば分かるよ。君はそういう所は優秀だ。

 

 

 

それに僕はそういう勉強が好きなんだ。

 

 

学校の勉強はどんなに頑張っても好きにはなれなかった。

 

むしろクソだと思っていた。

 

こんなクソなことをやらせる学校も学校だけど、

そんなクソなことにしかすがれない自分もクソだと思ってた。

 

 

口が悪いな(苦笑)

 

 

たしか、19の頃はこんなことばっか考えてた気がするよ(苦笑)

そりゃあ、心も荒むわけだよな。

 

 

 

 

僕は長い間、自分を好きになりたいと思っていた。

でもさ。自分を嫌いな人間ってのは思ったよりも面倒なんだ。

 

 

例えばさ。

 

 

ファッションをしっかりすれば自分に自信がつくって話があったとする。

でも自分が嫌いな人間はまず服屋に行けない。

あんなお洒落な場所に行けない。

 

仮にネットで服を買ったとしてもさ。

別に自分の服装が嫌いなわけじゃないんだよ。

ダサい自分が嫌いなわけじゃないんだ。

 

 

その辺は人にもよると思うけどね。

とにかく僕はそうだった。



 

『自分を好きになりたくて色々やってみる』

『嫌いな自分を再確認』

『自分がもっと嫌いになる』

 

 

 

僕はこのループの中にずっといたんだ。

 

 

 

 

一度だけさ。

 

本当に人生を楽しんでいて、

『生きてるって最高!!!』

とか発信してる人にお金を払って勉強しに行ったことがある。

 

どうやったらそうなったのかって。

 

どうしたらそんな風になれるのかって。

 

 

 

でもダメだった。

 

 

彼はもう随分と長い間人生を楽しんでいた。

 

そんな人に、自分が嫌いでしょうがなかった人間の気持ちは、

もう分かってもらえなかったんだ。

 

 

自分で勝手に見切りを付けた部分もあったと思う。

もっと真面目に学んでいれば、何かが変わったのかもしれない。

 

 

 

でもそれは無理だったんだ。

 

 

『人生は楽しんでれば何とかなりますよ!本当に生きてるって最高!!』

 

みたいなことを言ってる人を見ると、吐き気がしてきたんだ。

 

 

今はそんなことないけどね。

 

 

ああそうだ。1つ注意しておいてほしい。

もし、君がSNSとかで、

 

『自由に生きてます!』

『1年中夏休みの生活を!』

『たったこれだけのことで人生が激変!!』

『あなたの人生を輝かせる方法教えます♪』

『あなたも一緒に自由になりませんか?』

 

とか言ってる人を見かけたら絶対に関わらないでほしい。

 

 

理由はたくさんあるんだけれど。

 

 

一番は、

『彼ら彼女らには中身がない』

ってことだ。

 

実体がないって言ってもいいかな。

 

 

もし、彼らに何か教えを請うたとしても、

『最高の人生を送りましょう!そして私と同じことをしましょう!』

としか言われないと思う。

 

手を変え、品を変え、言葉を変えていろんな角度から言っては来るが、

結局は全部同じだ。

 

 

最高の人生を送るって簡単なことじゃない。

 

そして、彼らの言い分だと、

その最高の人生が周りからも最高だと思われなければいけない。

 

それってめちゃくちゃ難しいと思う。

 

 

 

スゴイことに、世の中にはそれができてしまう人がいる。

 

 

 

でも君は違うし僕も違う。

 

 

君は頭でっかちの理論派だし、読書好きだし、物事を考えすぎるだろ。

それに対して、彼ら彼女らは良い意味で頭が空っぽなんだよ。

 

身軽なんだ。

 

僕や君とは正反対の人間だ。

 

 

 

人間力で生きてるっていうのかな。

人間的には魅力的なんだ。でも誰かに理論的な何かを教えれる人じゃない。

 

 

だから絶対に付いていかないでほしい。

そんな暇があったら、もっと別のことを勉強するんだ。

 

 

 

そうだな。個人的には、身体のこととか、サイト作りとかがオススメだ。

 

 

 

と言っても、その分野で良い人を見つけるのは大変だと思う。

 

僕はたまたま、それぞれの分野でしっかりした人に出会ったから、

今こうして楽しく勉強できているけれど、

それまで何回も失敗してきた。

 

 

たぶんそれは経験だ。

 

 

あとは違和感をどれだけ大事にできるかかな。

 

僕が今まで会ってきて、変だった人や合わなかった人は、

全員会う前に何かしらの違和感があったんだ。

 

でも僕はそれを無視した。

 

 

 

『だってお金稼いでるし』
『自由に生きてるって言ってるし』
『みんな褒めてるし』
『フォロワー多いし』

 

 

 

そんな理由で違和感を無視したんだ。

 

 

同じ間違いはできれば犯さないでほしい。

違和感ってのは死ぬほど大事だ。

それを大事にしてくれ。

 

 

 

 

まあ、長々と書いてきたけれど。

僕が自己嫌悪を脱したのは、結局のところ、

 

 

『本当に身になる勉強を始めたこと』

 

 

がキッカケだった。

 

 

 

『本当に身になる』

っていうのが大事だ。

 

 

その辺については、ぜひ自問自答してほしい。

 

 

もっと色々と書きたいんだけど、

そろそろ出かける時間だから、今回はこの辺で終わるとするよ。

 

なんていうか、ちゃんと答えを用意できなかった気がするな。

今回の手紙で、君の自己嫌悪が少しでも治ってくれたら嬉しい限りだ。